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無料で使えるCRM5選

2023/01/28
 

市場の多様化に伴い対面で行う営業活動や販売活動のみならず、WEBサイトやSNSなど対面以外でも顧客接点が増える昨今、膨大な顧客情報をExcelなどのスプレッドシートや昔ながらの紙媒体で管理し続けるのは非常に厳しいといった声をよく耳にします。
「書類の整理に手間と時間がかかる」「同じデータを何度も入力しないといけない」「どのデータが最新のものかわからない」など、顧客情報にまつわる悩みは多種多様に存在しますがCRMを導入するにも多くのものが有料の為、コストという壁が立ちはだかり、「いきなり有料のものを導入するのはなぁ」と感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Excelや紙媒体など従来型の管理方法から脱却したい、活用しきれていない顧客情報をCRMで有効活用したいと考えている方に向け、無料で使えるCRM5選をはじめ、無料のCRM利用時の注意点などをご紹介します。

CRMの代表的な機能

顧客情報を一元管理できるCRMツールですが、具体的にどのような機能があり、どのような場面で使用されるのかピンときていない方も多いのではないでしょうか。
提供元や製品によって備わっている機能も異なりますが、代表的なものを抜粋してご紹介します。

顧客管理機能

CRMの基本中の基本、最も重要な機能です。顧客の名前や住所のような基本情報はもちろん、業種業態によって蓄積したい情報や社内での共有・管理方法は多岐にわたります。その為、選定時は

  • 入力のしやすさ
  • 見やすさ
  • などの使い勝手に加え、

  • 項目などのカスタマイズが可能か
  • 情報の公開や共有範囲や編集、削除などをユーザーの役割や権限などで制限できるか
  • なども含めて確認しましょう。

分析機能(レポート機能)

  • どのような分析機能なのか
  • 今までのツール(Excelなど)で出力した情報と比較して過不足がないか
  • また、出力したい情報の追加や変更が必要になるときのことも考え、

  • 出力内容のカスタマイズの可否
  • などもチェックしておきましょう。

営業支援機能

営業部門は顧客との関わりが多い為、CRMツールのほとんどにSFA(営業支援システム)の機能が含まれています。

  • 案件管理
  • カレンダー
  • 日報
  • などの一般的な機能に加え、他部門との連携のしやすさ、操作性なども確認しましょう。

マーケティング支援機能

CRMで蓄積した情報をマーケティングに活用したい、現行使用しているMA(マーケティングオートメーション)ツールと連携させたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

  • リード管理
  • キャンペーン/プロモーション管理
  • などの一般的な機能に加え、他部門との連携のしやすさ、操作性なども確認しましょう。

MAツールと連携させたい場合は、連携可否についても忘れずに確認しましょう。

無料で使えるCRM5選

ここからは無料で使えるおすすめCRMツールを抜粋して紹介します。
クラウド型3つ、オープンソース型2つ、合わせて5つのツールを厳選しています。

クラウド型

ZohoCRM

■提供元
ゾーホージャパン株式会社
■機能/特徴
顧客管理や案件管理、レポート作成などの基本機能に加え、ワークフロー機能で一部の処理を自動化することも可能です。
無料プランでは利用できるユーザー数は3ユーザーまで、登録可能なデータ数は5000件までといった制限があります。
機能面はかなり充実していますが、無料プランにはユーザー数制限がある為スタートアップ企業や有料プランの導入検討でじっくり使用感を試されたい場合におすすめです。
有料プランの無料トライアルとして15日間のお試しプランがあり、期間終了後有料プランへのお申込みがない場合はアカウントが自動的に無料プランに移行されるようになっています。
無料プラン移行後も7日以内に有料プランに移行された場合は、お試し期間中の設定を引き続き利用することも可能です。

Hub Spot CRM

■提供元
HubSpot Japan株式会社
■機能/特徴
Zoho CRMとは対照的で、Hub Spot CRMは無料プランでのユーザー数・データ数には制限がありませんが、マーケティング/営業支援/カスタマーサービスに特化した各機能を追加したい場合には有料の「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」へとアップグレードする必要があります。
直観的に使いやすいシンプルなUIが特徴で無料プランでも基本的な機能、顧客情報管理や案件管理、レポート作成などは備わっており、有料プランは一部のユーザーのみアップグレードをするといった使い方もできるので、スモールスタートして徐々に活用範囲を増やしていくことが可能な点も魅力的です。

Fullfree

■提供元
株式会社フリースタイル
■機能/特徴
受注や予約などの対応履歴を一枚のカードに集約することができるので、顧客情報を確認しやすく、顧客対応がスムーズに行えます。
またExcelファイルをテンプレートとした各種帳票を作成できる機能があるのも非常に魅力的ですね。
ブラウザのソフトではなく、デスクトップアプリな為、1台のPCでも複数のPCでも快適に操作が可能です。5台まで無料でアクセスでき、6台以上の共有は1台あたり月額540円の有料スペースの購入が必要になります。SFA機能(営業支援機能)を搭載していませんが、CTIシステムがあり、受電時に顧客情報をスムーズに確認できることから、CRMでカスタマーサービスを向上させたい場合におすすめです。

OSS型

F-RevoCRM

■提供元
シンキングリード株式会社
■機能/特徴
累計ダウンロード数280万回以上の実績がある有名CRM「vtiger CRM」をもとに開発されており、無償版(オープンソース版)でもマーケティング、営業、販売、問い合わせ、レポートなどの基本的な機能が備わっています。顧客情報に営業やサポートなどの情報を紐づけることができるので、社内での情報共有がスムーズに行えます。オープンソース型でも日本語に対応しており、有償にはなりますがマニュアル購入やサポートを受けることもできるので安心です。またクラウド型のSaaS版は1ヵ月無料トライアルが可能なので、構築の手順を踏まずに使用感を試すことができます。クラウド型はトライアルのみ無料ですが有料移行後もトライアルの設定をそのまま引き継ぐことができるので、環境構築やデータ移行の手間が省けることを考えれば、そのまま有料版に移行することを視野に入れてもいいかもしれません。

SugarCRM

■提供元
SugarCRM社
■機能/特徴
無償版(オープンソース版)は世界で1000万DLを超えており、有償版は世界で7000社以上、ユーザー数は50万以上の実績もある有名なCRMです。
営業管理、マーケティング、レポート機能などの基本機能は無償版でも十分充実しています。
また、ソースコードが公開されているので専門知識があれば自社にあわせてカスタマイズをすることも可能です。アメリカで誕生したツールの為、無償版は英語表記ですが日本国内での導入事例も多い為、日本語での情報源も豊富で安心ですね。
見積機能、販売管理機能(請求書発行など)、商品管理機能、ワークフロー機能などの有償拡張モジュールも豊富なので必要に応じて追加購入が可能な点も魅力的です。

無料のCRMを利用する際の注意点

今回、無料で使えるCRMを5つ紹介しましたが、無料のCRMを利用するにあたり押さえておきたいポイントがあります。

無料版の様々な制限

この記事でとりあげていないものも含め、無料でも機能が充実したCRMが多くある一方、
その大半が有料のものに比べ、機能や利用人数など様々な制限がされています。

<機能>
今回紹介したCRMでもそれぞれ機能制限が設けられているように、制限される機能も提供している企業によって異なります。
オープンソース型であれば、自社で拡張することも可能ですがクラウド型だとそういった拡張は有償になることが多いです。

<利用人数>
ユーザー数もクラウド型のタイプで制限されていることが多いです。
小規模での運用やスタートアップでの運用、まずは無料版を少人数で試した後に有料版へ移行するなどがおすすめです。
また「1つのアカウントを複数で使えばいい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、誰が編集・削除をしたのかなどの履歴が正確に残せなくなってしまうので、あまり推奨できません。

<サポート>
サポートサービス自体がない、問い合わせ方法、受付時間など無料版は制限されていることが多いです。
特に自由度が高いオープンソース型だと導入時のサポートが受けられない為、専門知識が必要になります。セキュリティ面に関しても自社で対策、完全に自己責任での使用になることから、クラウド型に比べて導入のハードルはどうしても高くなってしまいます。
また、CRMというツール自体が請求システムや勤怠システムのような、「とにかく導入すれば業務効率が向上する」というツールではなく、長期スパンで成果をあげていくツールです。その為、設定や運用方法の確立など、前段階の工程をスピーディに進めることが重要になってきます。サポートを受けることでツール本来の効果を早い段階で発揮させることができるので無料の製品を利用する際はサポート面についてもよく注意しましょう。

課題と目的を設定する

システム選定をしていくうちに目的がシステム導入にすり替わってしまいがち…
無料の製品にこだわって、本来の目的から外れたシステムを導入してしまったなんてことにならないよう、自社の課題の洗い出しやCRMツールの導入目的を明確にしておくことが大切です。
無料版の制限が新たな課題になってしまっては本末転倒です。「システム導入」の目的は、「導入すること」ではなく、「どのように活用して課題を解決していくか」という部分であることを忘れずに、場合によっては有料CRMの利用も視野に入れることをおすすめします。

最後に

無料有料に関わらず、システム選定において重要なポイントは「課題を解決できるシステムか」という点です。漠然とツールを触るより、このポイントを押さえることで最適なシステムがどのような姿なのか、より具体的にイメージすることができます。
顧客情報を強みとして活用する為に自社にどのような課題があるのか、システム導入の目的や、目的を達成するにはどのような機能が必要なのかを明確にしたうえで、最適なツールを選定しましょう。

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